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黒の航路~狩猟報告二組目


ハンターには、多かれ少なかれ「系統」という物が存在する。


例えば種族、例えばエリア環境、例えば乱戦の有無―――種類は違えど、ハンターという人種には各々専門的に狩猟対象を決めている者が少なくない。

その理由は諸々あるが、やはり最たる物としては、「生存確率がより高くなる」というコトに他ならない。
世間一般で思われる以上に、ハンターという人種は生命の危険を伴う。

モンスターからの受傷は勿論の事、クエスト環境の過酷な気候、専門家ですら判別が難しい現地での毒草と薬草の選別、場合によっては調合失敗による事故etc.・・・
運送の都合で決して万全とはいえない、予期せぬトラブルの可能性を抱えたまま、不足しがちな補給物資のみでのクエストの完遂は、初心者は当然ながら、熟練した狩人ですら命を落とす事は大いにあり得る。


となれば、可能な限り生存確率が高い物を選定、受注するという流れは、極々自然な事だ。
成功率の高いクエストを優先して受注する中で、ハンターとしての系統は育まれ、専門的な狩人として大成する。
勿論、オールマイティなスキルを有した狩人はギルドでは重宝されるが、実際にはその様な人材は育成する事が非常に難しく、期間もかかる上に、命を落とすリスクが非常に高くなる。


そういった点で言えば、彼女は特に優秀と言えた。

数多の種類のモンスターを狩猟でき、自生植物、生物の危険性を熟知し、ハンターとしての素質を持ち合わせた彼女は、主に過酷な灼熱地帯での狩猟を生業としている。

生命活動の時間が限られている砂漠、火山地帯での狩猟を主に行う彼女を、人は死にたがりとも、敬意を評して「南風の」と呼んでいた。


女性としては、異常に発達した筋肉と洗練されたボディバランス―――だが、それは武器種の中でも特に重量があるハンマーを扱う上では、寧ろ心許ない。

男性であっても扱う事が難しく使い手の少ないハンマーを、彼女が使いこなせたのは、南風の彼女が内包する類稀な瞬発力に他ならない。

筋力だけではなく、関節という関節を的確に稼働―――全身のバネを利用して重量のあるハンマーを加速、伝達する技能が、彼女はダントツで上手かった。
理屈では理解できてもそれを実行できうる者は、―――彼女を除いてほぼ、いない。





加速、加速―――、加速―――ッ。
右脚を支点に、身体の関節という関節を稼働させ、ハンマーへと勢いを殺さぬまま伝達。
イメージは捻子。関節の可動域ギリギリまで身体を捻じ切り、獲物の頑強な甲殻へとフルスイング―――、


砕ける物はこの世に存在しない―――とすら畏れられる、矛砕ダイミョウザザミの爪を砕く音は、大気の破裂音。

音すらも置き去りにする一撃、しかしそれは一撃に非ず。更なる回転を加えた一本の捻子は、そのまま勢いを殺さずに盾を失った獲物へと凶撃の雨を降り注ぐ―――。



◇◆◇◆◇◆



無謀ともいえる、【二つ名】を有する凶悪な個体との戦闘。
かつて幾人もの命を喰らい、再起不能とし、ついの最近になるまで存在すら疑われていた種の頂点を、彼女は単独で制した。

・・・しかしそれは、狩猟というよりも寧ろ―――蹂躙、という言葉が相応しかった。


矛砕の返り血に染まったグリードの皮革を、溶岩の熱光が怪しく照らす。
鍛え抜かれた肉体をぴったりと張り付いた皮革に包んだその様相は、一つの芸術として昇華している。


・・・あ、あぁ?ああ~・・・。


生命の欠片も見えない溶岩島に、何とも間の抜けた、欠伸が出そうな位ゆったりとした口調が漏れる。


また、やっちゃったのら~・・・これじゃ素材にならないよぅ~・・・。


粉々に砕けた甲殻の残骸を寂しそうに眺めながら、「南風の」が恨めしそうにキチン質の肉を剥ぎ取った。



◇◆◇◆◇◆



結局、粉々にし過ぎて矛砕狩猟の証明をする事は適わず、クエスト失敗とされて多額の負債を抱えてしまった・・・。
大量に出てきてしまった矛砕―――もとい大蟹の肉塊は、食材にするには大味すぎてコックの評価も低く、貯蓄した財産と合わせてようやく賠償金を払い終えた所だった。

ヤバい依頼ならば、片目や腕を一本その場で奪われても「不思議ではない」世界なので、その程度で済んだと見れば行幸ではあるのだが・・・、しかし・・・先立つ物が無いとなると・・・。


やあやあ、お困りのようだねオネイちゃん♪ほらほら!そんな隅っこでイジケてないで立った立った!


集会酒場のクエストボード。
誰かのクエストに同行させて貰えないかと一抹の不安を抱えながらも持ち前の口下手のせいで断られ続け、半ば自棄になっていた所で声をかけられた。


子犬のように人懐っこい笑顔でコチラを覗き込む、小柄な少女。
おそらく年齢は同じ位なのだろうが、やはり小柄な体系とは不釣り合いな程に厚い毛皮に身を包んでいて・・・こういうのも失礼だが不恰好な印象を与えていた。


・・・うちはあまり見たコトがない装備なのら~・・・でも、これって、・・・暑くないのかな~・・・?


オネイちゃんがあの噂の「南風の」だね?だったら丁度いい♪ちょっち手伝ってほしいのがあるんだよね~ラー公は別に苦じゃないんだけど、砂漠は中々どうして厳しくて・・・ああんにゃろぅマジで!何で角まで圧し折ったのに雪山から砂漠まで逃げやがるかねぇ!?しかも狂暴になったとかでお偉いさんから「てめーのケツはてめーで拭け!」って怒られちった、みたいな~?・・・あ、ああああお上さん!?こんな所で刃物なんて出さないで!?笛ちゃんまだ指とか取られたくないのぉ!?イヤイヤまじまじ!今すぐイク!今すぐ出発しますからあぁ!?
・・・ってなワケで、出来れば助っ人をお願いしたいんよ♪お代や報酬ならそっちが多めでも全然ダイジョブだからさあ~・・・だめぇ?お願い笛ちゃん、まだ指とか落とされたくないのお!?



・・・どうやらこの子、トンデモナイ方から依頼を受けてしまったらしい・・・。
いっそ無視してしまいたいのだが、こうも目の前で縋り付かれて捨てられた子犬のように目をうるうるさせながら懇願されると・・・こ、断り辛い・・・。



・・・う、う~~~~~ん・・・分かったよお、分かったからぁ、早くどいてぇ~・・・?

マジ!?マジで受けてくれるの!?やった♪来た!南風のちゃんが北!!これで勝つる♪

・・・あぁ~、でもぉ、その南風のちゃんってのは止めてぇ?うちの名前はねぇ~・・・



それが、子犬のように元気な、それでいて獰猛な笛使いとの出会い。
私にはない、北国での戦闘に慣れているけど、暑い地方が苦手な友人との邂逅―――。


※この作品はフィクションです。実際の人物、団体とは一切関係がございません(´・ω・`)セルスさんごめんなさい・・・







前書きのSSがこんなに長くなると一体誰が予想していた・・・?
誰もいねーよこんちくしょい!ヽ(`ω´*)ノ彡プンプン

むしろ書いてる本人ですら、纏められなくて焦ったよ!なんか設定とか捏造し過ぎてメチャクチャだよぉ!?
とりあえずRaiRa(せるっち)さん、色々いじってマジすみませんでした!?|ω・`)

でも、まだ二組目というコトで、実はまだ二人分残ってるんだよなぁ・・・(白目)
さて、次は誰が犠牲になるのかな?(´艸 `*)フフーフ

(なんだかんだ楽しんでんじゃねーか)



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そんなワケで今回は二組目の方との狩猟レポートです♪

二組目
・フミフミさん(ししょー)
・RaiRaさん(せるっち)
・????さん(?????)


一組目の後、暫く人が来ないで一気に過疎化が進んでましてね・・・(´・ω・`)
というのも、裏で丁度大人気部屋が海老開店(ロール)したのもあってか、全く人が来ないという事態に・・・。


そんなワケでいっそ店仕舞いでもして、いっそ海老でも食べに行こうか?と思ってた所に救世主が♪


フレンドのフミフミさんが入室しました。


来た!ししょー北コレ!コレで勝つる(キリッ


しかし回線の都合で一度お引き取りに・・・(´;ω;`)うっ


でも、暫くしてからまた戻ってきてくれました♪ありが|ω・)9"㌧㌧

その後は流石に二人だと(ししょーの弾薬の在庫が)キツいよねぇ~・・・(´・ω・)(・ω・`)ネー
というコトで、暫く様子見してましたが・・・一向に現れる気配はなし(っω・`。)過疎地ェ…


お互いとっくに準備が出来てしまったので、ルール通りに二人で出発♪
うん、誤解が無いように言っておくと、別にししょーの腕を侮っているワケではないんだ・・・。でもアイテムBOXでの補充禁止ルールがある以上、ガンナー(しかも少人数)ではほぼ間違いなく弾切れを起こしてしまうのが心配だっただけなんだ・・・。

ただでさえ体力に上昇補正がかかっているイベクエミラだからねぇ・・・。
おそらく二人だとバルカンで弾薬が底をついちゃってルーツに行く時にはルールを一部変えないとダメかな~と思ってたりしてました(´・ω・`)


しかし、以前ライトでボレアスをソロ討伐されているのを見ましたが、流石ししょー!対処がきちんとされている・・・!
安定した立ち回りを参考にしようと余所見をしてちょくちょく焼き払われたりしてましたが、クエスト時間も15分針に到達し、いよいよ一体目を突破できるかな?と思った所で第二の救世主が・・・♪(´艸 `*)


フレンドのRaiRaさんが入室しました。


来た!せるっち北!これで勝つる(キリッ


禁則事項に基づき、即リタイアを選択しましたが、タッチの差でせるっちが退室(´;ω;`)ブワッ
笛厨のバカッターで愛を叫んだりしたら、告白が届いたのか戻ってきてくれました♪ありが|ω・)9"㌧㌧

そんな感じでベストメンバーが揃ったので3人で意気揚々と出発、いざぁ!


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イベクエボレアスを3人で15分針って、スゴくない!?
しかも、結構な縛りがあるハズですよ?それでこの順応性ヤバないですかね?(´・ω・`)


そんな良い流れの状態をキープして次の、おそらく最も火力が高いバルカンへと挑んでみたのですが・・・


_20180121_195051.jpg


まさかの失敗・゚・(つД`)・゚・
すまぬ、2乙もしてしまって、すまぬぅ・・・。



やっぱり、3人ではちっとばかし厳しいのかなぁ・・・(´・ω・`)
一人分の火力減を補う必要が出てくる分、プレッシャーとかも大きいんだろうなぁ・・・。


そんな感じで火力不足に悩んでいたら、某寝落ち姫がやってきました。
遅いよ!何処ほっつき歩いてたの!?(´;ω;`)うぅ
・・・バカぁ、寂しかった・・・ッ///(ツンデレか



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そんな感じで、ルーツ直前でようやく4人揃いました♪


二組目
・フミフミさん
・RaiRaさん
・カザハナさん(寝落ちの人)




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なーんか言ってるけど、
3人全員にネタだと思われ弄られまくる4人目の人(´;ω;`)カワイソス

いつもの風景だからね、仕方ないよね(´・ω・`)



そんなこんなで行ったルーツですが―――


_20180121_195051.jpg


うん、やっちまったなぁ(´・ω・`)
せめて怒り状態になったら硬化して紫ゲージでも胸と頭以外は弾かれるコトを説明しとくんだったよ・・・(´・ω・`)


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時間と入室タイミングに振り回された二組目・・・。
いい所までは行ってたんですが、なにぶん短時間での連携のぶっつけ本番はキツかったか(´・ω・`)


そんな感じで二組目は終了です。

ししょー、せるっち、yukiさん、本当にどうもありがとうございました!
機会があればまた会おう(キリッ




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コメント

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No title

ほんとのこと言ってるのにイジられる4番目の人かわいそうと私です。まあ仕方ないよね! なんやかんや言っときながら結局やるし……

三龍の鬼門は間違いなくバルカン。攻撃力が変に高いからすぐ乙る。たぶんガンナ―ならなにくらっても即死なんじゃないかな? 剣士でも即死かそれに近いダメージもらうし。
ルーツの弾かれ、クソ硬化は弾かれに加えて、物理どころか属性ダメも超大幅カットされるなんてこと古くからやってると当たり前になってしまって、啓発忘れてしまうよなぁ……

残りの組も楽しみに待ってますね!

先日はお疲れ様でした。

大分、かっこ良く書いてもらってて逆に申し訳ないレベルなのですよー
実際は二つ名相手に怯えながら戦ってたので、レベルが高くてガクガクしてます。

また、ご一緒させて下さいねー

Re: No title

> カンペさん

コメントいただきありがとうございます!
超特殊とかも殆ど初見で行ってるからねあの人…いつものコトだし仕方ないよね(´・ω・`)
確かに火力だけならバルカンが一番ヤバいのは確かでしたねw
ルーツはどちらかというと、硬化の性質と他とはモーションが若干違う点が厄介なのであって火力はそれ程(当時の防除で即死はありましたが)という感じでしょうか?
経験則的にP2Gとかの硬化要素はもう自分の中では当たり前になっているのと、4Gでも居たから別に説明するまでもないかな?とか思っていたりw
う~ん、失敗したなぁ(遠い目)

残りの組…いや、MHWに現を抜かしているワケじゃないのよ?ただ続きが気になるのと続きがどうしても気になるのと、変にSS形式にしちゃったせいで筆つーか話が纏まらなくなって困ってるつーかやっぱり続きが気になってるだけなの!?他意はないの!?…がんばります!がんばりますので!?(´;ω;`)

Re: タイトルなし

> serusuさん

コメントいただきありがとうございます!
先日はお疲れ様でした。

色々と変に書いてしまってごめんね?w
ただ、溶岩島の二つ名を中心にやってるのもあって何となく南風の狩人ってのが、いいかな~と思って書いてみましたw
また機会があればお会いしましょう♪