過去の遺物~高難度:モンスターハンター(後編)

村最終クエスト「モンスターハンター」


それは、私にとっては紛れもないトラウマだった。
そして同時に、私が笛厨になるきっかけとなったクエストでもあった。


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笛ちゃんにとってこれは、途轍もなく重いクエストだ・・・。
再び相まみえたコトに嬉しさがある反面、怖いモノもある・・・そんな複雑な心境


今の自分は、笛厨を名乗るようになった自分には「モンスターハンター」を制するだけの力はあるのか・・・?

それは―――やってみなくては分からない。




かつてP2Gで無謀ともいえる挑戦を繰り返していた頃、レウスにかける時間は9分までと決めていた。
それ以上の戦闘をしてしまえば、後に控える3体を突破するには時間があまりにも足りなさ過ぎた。

戦法は言うまでもなく閃光漬け。
リオレウスに関しては、閃光玉を使うコトが前提のモンスターだという認識が生まれていた。
でなければやってられんわ(´・ω・`)クソレウス

但し当時のレウスが多用した露骨な時間潰しのワールドツアーを一回でもやられた時点でリタイアを繰り返した。
閃光中に回転尻尾を繰り返されてもリタイアにカーソルが向いた。

ネコ火事場を以ってしても、上位装備では9分フルで攻撃し続けてようやく捕獲ラインに辿り着くか?という水準だった・・・。
9分経過した時点で捕獲ができなければ、即リタイアに逃げた。


上位の段階であれば、斬れ味レベル+1に見切り+2を付けられれば最高の火力といえた時代、
護石なんてシステムは当時は未だ存在しない、そんな昔・・・

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低空ホバリングをした時点で閃光玉で落として頭を集中的に狙う。
スタンが取れたら、その隙に旋律を揃えつつ攻撃し、スタンが解ける直前で演奏を完了させる。

かつての笛では到底出来ない芸当だった。
P3で狩猟笛のシステムが一新されて以来、演奏に要する時間は劇的に短縮されていた。


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蓋を開ければ2'55でレウスを突破していた。

・・・。

あれ程苦しめられた、かつての脅威は何処にもなかった・・・。
この時点で、若干の違和感を感じ始めていた。




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そうだ、そうだよ全力でかかってこいティガ!
かつて笛ちゃんをボロ雑巾のようにワンパンで轢き殺したときみたいに!


かつて最大のトラウマだったティガレックスは、挑戦した時点ではガンナー以外ならばどの武器でも倒せるようになっていた。
コイツに関しては、レウスで余った閃光玉を肉質が柔らかくなる怒り時に片っ端から投げて頭を徹底的に狙うコトだけを考えた。
制限時間10分の間に体力を限界まで削って、落とし穴で捕獲する。

怒り時の突進で10割を持っていかれたコト以外は、4体の中ではもっとも安定していたともいえる。
・・・クリア時は捕獲をうっかり忘れてしまって、12分位で討伐したんですがね(´・ω・`)バカタレ

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さぁ、どうした?
まだ星がチラついてるだけだぞ?かかってこいよ轟竜!
爪を突き立てて立ち上がれ!筋を隆起させて踏み込んで来い!
さぁ、戦いはこれからだ!お楽しみはこれからだ!
ハリー!ハリーハリー!

レウスから採れた素材は確かにG級のモノだったが、しかし・・・
頻繁に怯むティガレックスに、一つの疑念が湧き始める。

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ティガを4'10で突破

試しに食らった怒り時の突進は4割も減らなかった・・・。
かつて好敵手として、トラウマの象徴として恐れていた脅威は―――もうそこにはいなかった。

好敵手があまりにもあっけなく崩れ落ちていく様を、呆然と見ているコトしか出来なかった。


・・・これが、モンスターハンターだと・・・?

こんなモノに、私は・・・半年もの間苦しめられてきたとでも、いうのか・・・?




モンハンを初めてプレイした時の看板モンスターであるナルガクルガには、閃光玉を使うと異常に暴れまわる性質があったので足止めには使えない。
跳びかかりのタイミングで音爆弾を浴びせるコトが出来れば大ダウンを取れるようになるのだが、当時の私には知る由もなかった。
罠はあくまで捕獲用なので、ダメージを稼ぐ為には使えない。

だから、ナルガからは正真正銘のガチで戦う必要があった。
ナルガ戦での立ち回りは、ビターンに被弾しないコトだけを考えていた。
非怒り時は対面して左側、怒り時は対面して右側に居さえすれば、そこから少し位置をズラすだけでビターンの範囲からは抜けられる。
当時のナルガへの対処法はこの程度でしかない。
跳びかかり直後のブレード部分の当たり判定が薄いコトが見抜けてはいなかっただけに、跳びかかりに関しては被弾覚悟で立ち回っていた記憶がある。

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・・・。

・・・グダった(´・ω・`)
いや、もうどうしようもないレベルでグダりましたわ・・・。
頭の位置が常に段差の真上だったり真下だったりで、結局倒す直前までスタンが取れなかったでござる(´・ω・`)
もう腹が立ったのでひたすら尻尾を叩いてた位しか覚えてないです。

つーか、怒ったコイツの頭とかどうやって殴ればええねん?
露骨に隙が潰されてて、今だと攻撃を挟めても尻尾かブレ―ドにしか狙えないんですがそれは・・・。


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そんで小さすぎるわこのナルガ・・・。
尻尾薙ぎ払いを懐に潜ってやり過ごそうとしたら、全部二段目の尻尾の付け根に引っかかったわ(´・ω・`)

うん、今作のG級ナルガ大っ嫌いですわ(´;ω;`)ブワッ

大人しく太刀とかで尻尾でも斬ってればいいんですかー?
頭狙いは時代遅れですかー?そういうコトですねー?分かりたくねーよざけんな(#^ω^)ビキビキ


しかし、どんなにグダっても7分しか経っていない。
その事実を目の当たりにして、ようやく疑念の正体が見えてきた・・・。

そうあっては、欲しくはなかった。
それだけは、あってはならない。と―――そう願わずにはいられなかった。




かつてP2G最強と謳われた金獅子ラージャンがこのクエストの大将として控えていた。
当時スタンを取ろうとしたが、どんなに頭だけを狙っても取れなかった。
それはPTであっても例外ではなかった。

基本的にどんな相手であっても頭狙いを信条としていた笛厨だが、コイツに関してだけはその信条は貫けなかった。
挑戦においても、安全な右後ろ脚にひたすらスタンプを叩き込むコトしか出来なかった。

ラージャン戦で注意すべき点は、左腕には近寄らないコト―――これに尽きると思う。
当時の即死モーションである飛鳥文明アタックは、進行方向よりも横に外れてしまえば難なくやり過ごすコトは出来た。
コイツにおいて警戒するのは、ギャリック砲ではなく、飛鳥文明アタックでもなく―――ケルビステップだった。



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飛鳥文明アタックは、当の昔に攻略している。
それは数が増えようが、対処法は大して変わらない。
フレーム回避で避けようとした場合は、実際の着弾よりも前の段階で当たり判定が発生する点に注意する。
回避のタイミングとしては、唸り声が消えて一瞬無音になった時に回避行動を取るのがベターだろう。


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MH4Gで連音攻撃の1打目で回避キャンセルをするという独自の運用法を習得し、
初めてラージャンからスタンが取れるようになった。
昔は不可能だった芸当が、今では難なくできるまでに成長していた。


・・・。

・・・既にラージャンも3度目の怒りに突入していた。
当時であっても4度目の怒りに入った段階で、それはもう瀕死の合図になっていた。

・・・ここに来て、疑念が確信に変わった。
以前の村最終と同様に村補正がかかり体力が下げられているだけなのだと、思っていた。


だが、レウスを突破した時に感じた違和感は―――ただの勘違いではなかった。





かつてモンスターハンターというゲームにおいて、ハンターの脳裏にトラウマを刻み込んだ4つの柱と対峙する最難関のクエスト

しかし新たな属性を持った看板モンスターに加え、極限化や獰猛化といったモンスターの耐性を底上げするシステムが次々と登場した。


時代が進むにつれてモンスターの凶悪度は増していき、
それに抗うようにハンター達も同様に進化を遂げていった。


時は流れ、MHXXにて復活を遂げたかつての村最終クエスト達
その中で唯一、強化の流れを拒絶した笛厨にとってのトラウマクエスト・・・

時代の流れに取り残された―――過去の遺物



それは―――自分も同じだと思っていた・・・。


まだモーションが苛烈ではなかった頃に師匠から受け継いだ、後の先の立ち回り
モンスターの軸合わせモーションに合わせて軸をズラし、僅かに生じた小さな隙に攻撃を刻む一種のカウンター。

露骨に隙を潰された現在の機械のようなモーションに対応するには古過ぎるプレイスタイル
TAを想定するならば、欠陥とも廃産すらいわれるであろう立ち回り・・・

それでも気が付かない内に、
笛厨もまた、時代と共に進んでいた。

新モーションを習得し、
狩技を獲得し、

気が付けばハンターは、異常なまでに強化をされていた・・・。


そして・・・笛厨自身も流れに吞まれながら
新たな脅威と、何度も死闘を繰り広げてきた。



数えきれない程の挫折と失敗が、あった。
そしてその度にそれを、踏み越えてきた。

その度に、少しずつ進んで往く笛厨の姿が、あった。


・・・。

・・・もはや、



かつてのトラウマ(モンスターハンター)が、温く思えてしまっていた・・・。



変わり果てたオマエを・・・これ以上は見たくはない・・・。
あんなに強かったオマエが・・・ここまで貶められた様はもう・・・



だから・・・もう終わりにしよう。


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タイムは24'57"71でした。

・・・かつて時間ギリギリで達成したモンスターハンターも、G級装備で挑んでいたら、こんなモノだったんだろうか・・・?
PSPがとうとう軌道しなくなってしまった今では、もはや知る由もないのですが・・・。

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そんな感じで狩猟完了です。
お疲れ様でした!

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かつて抱いていたトラウマは―――このモンスターハンターでは見つけられなかった。
あの時の達成感は、あの時の脅威は・・・とうの昔に置いてきていたらしい。


「久々のモンスターハンターはどうだったかい?」
そう尋ねたそんちょの言葉に、何と答えたのかは覚えていない・・・。

ただ、ほんの少しだけ寂しそうな顔をしながら、そんちょはポッケ・ネーヴェを譲ってくれた。
いつもよりも寒いポッケの風の音が、少しだけ和らいだ。

けれど、やっぱり寒いな・・・。
胸に穴がぽっかりと空いたみたいだ(そらそんな露出してれば寒いに決まってんだろ(´・ω・`)バカカ?


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昔よりは成長したようで、その実何も変わっちゃあいなかった。
ナルガはいつまで経っても苦手なままで、後の先の立ち回りはずっと使い続けている。


ただ、その昔―――モンスターハンターという名の難攻不落のクエストがあったコトだけは、決して忘れない。
今の簡単なモンスターハンターではなく、かつて半年も苦しんだあのクエストを・・・。

それは、ただの駆け出しハンターが「笛」という武器と向き合うようになった―――始まりのクエスト
そして、笛厨というアホの子が生まれた瞬間を・・・。


少なくとも、そのアホが生まれてこなければ、
今ここに北風レラという笛厨は存在していなかったのだから。





果たしてこの先、今の立ち回りのままでやって行けるんだろうか?
少なくとも、その答えが見つかるまでは―――私は笛厨を名乗るべきなんだろうな・・・。


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コメント

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トラウマかぁ・・・

モンスターハンタークリア、お疲れ様です!
ツイートから飛んで、前編だけかと思ったら既に後編もあったw
ちょっと特した気分?

昨日狩れた相手でも、今日も狩れるとは限らない。
成長するのは自分だけじゃない。
(作品を重ねる毎に)モンスターだって成長している。
壁にぶつかるのは、今日かもしれないし、明日かもしれない。
だから自分はーーー今日も狩場に立つ。

そんなエピソードを書きたいにゃあ・・・と思いつつ、日々の狩りに時間を取られて中々・・・。
取り敢えず、G級ウカムの動きが有り得なくないですかね?
4Gであんな動きしてたっけ?
巨体の癖にアグレッシブ過ぎいぃい!?

でも、慣れれば普通に狩れる様になるのかな・・・。

かつて「終焉を喰らう者」として立ちはだかったイビルジョー。
数ヶ月プレイ放置の原因になった相手が、崩れ落ちる姿を毎日見てると・・・複雑な気分になるんだよなぁ。

うむ、何が言いたいか分からんコメント失礼しました!

Re: トラウマかぁ・・・

> yukiさん

コメントありがとうございます!

後半分のツイートが無かったのは予約投稿を使おうとしたけど、上手くいかずに記事だけ投稿されたというオチですorz
自分でも昼に気がついて「やっべ!?」と思ってたけどそのまま放置にしてた笛ガイル(´・ω・`)
まだ全部書ききれてなかったからね、加筆修正はたった今済ませたぜ(←

まぁ、お得感が出せたのなら満足ですw


うん、トラウマというモノは逃げ続けるモノではなくて克服するモノだから、バッサバッサと薙ぎ倒すのは別に変じゃないよ思うよ:(´◦ω◦`):
でも、今回のモンスターハンターは私にとってはある意味「忍び寄る気配」以上に苦しんだクエストだったので、こうもアッサリとクリアしてしまうと逆にモヤモヤしますねぇ…。
だからといって、ナニかをするワケでもないのですが。

エピソードやストーリーは無いといっていいモンハンなので、その時その時のプレイでいくらでも物語は作れるんじゃないかな?
ほぼ毎日精力的に活動されているので大変かもしれませんが―――yuki先生の次回作を心待ちにしております♪

ウカムはなぁ…。
アグレッシブというよりも突進後の隙と立ち回りやすくなる左肢付近の安置を露骨に潰されたせいで一気に戦いにくくなりましたねぇ…。

G級だから隙を潰せばいいんじゃないんだよ
戦ってて楽しいモンスターにしないとダメなんだよCAPC○Mさんよぉ?
そんでシャガルの地雷の数を減らせよお!?