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過去の遺物~高難度:モンスターハンター(前編)

・・・唐突だが、一つ話をしようと思う。

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それは、かつてただの駆け出しハンターが―――笛厨を名乗るようになった馴初めのお話だ。




当時村クエだけを進めていたソイツは、当然の如く村最終クエストに辿り着いた。

そこに辿り着くまでの過程で、ソイツはメイン武器というモノを決めてはいなかった。
(強いていうのであれば、当時で一番使用頻度が伸びていたのはガンランスだったろうか・・・?)

ディアブロスならばガンランス、ショウグンギザミならハンマー、ガノトトスなら弓、ドドブランゴなら太刀等と・・・
モンスターに合わせて装備を変えるスタンスを取っていたソイツにとって、大連続クエストは苦手なシステムだった。

噛み合っていた武器なら問題がない相手でも、その武器でなくなった途端にまともに戦えないという体たらく・・・
故にそれまでに出てきた大連続は全て、回復薬漬けでゴリ押した。

そんなゴリオッシャブルな戦い方を日常的に行っていたソイツが、上位装備でG級相当のステータスを誇る件の村最終クエストをクリアできるワケがない。


その惨敗を始まりとして―――ソイツの村最終クエストへの挑戦は始まった。
・・・まぁ、挑戦というよりは無謀な特攻といった方が正しかったのですがね・・・(´・ω・`)


そしてそれは、ソイツが笛厨になる以前に邂逅してその実半年もの間クリアが出来ずに苦しめられた・・・
正にトラウマともいえるクエストになる。



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かつてのメイン武器ともいえたガンランスでは早々に挫折した。
絶望的なまでに足りない機動力・・・
当時の看板モンスであるナルガクルガには、ガンランスでは全く歯が立たなかった。

村クエを完了するまでは集会所を進めない(集会所にはPTでなければ入れないと思っていたw)というよく分からない縛りを初見でやっていたので、G級相当の攻撃力を前に上位防具では耐えられるハズもなく・・・
当然のごとくワンパンでボロ雑巾にされる日々を送っていた。


当時参考にしていた攻略サイトでの助言を元に大剣を担ぎ、ハンマーに触れ、睡眠爆殺に頼ってもクリアが出来なかった・・・。
いずれの挑戦でも鬼門となったのは、ナルガクルガだった。

そう、笛厨になる前のソイツは―――ナルガが大の苦手だったのである。

素早く独特なモーションを持つナルガクルガ(怒り時と素の状態で立ち回るべきポジションがガラリと変わるモンスターは、当時のモンハンではコイツが初だったかもしれない。)に対して―――唯一安定して倒せるようになった武器こそが狩猟笛だった。



しかし、その狩猟笛もエリア移動が出来ない闘技場では非常に厳しいモノがあった・・・。
当時の演奏は通常の攻撃モーションに音色が割り当てられているモノではなく、演奏モーションに入ってから音色が割り当てられたやたらと隙が大きい演奏攻撃を使って初めて音色を集められる仕様だったので、自己強化を吹くだけでもかなりの時間を要していた。

ぶっちゃけてしまうと、当時の仕様で旋律を維持するにはPTでかつ閃光ハメでもしていないとムリがあるレベル(´・ω・`)

なので演奏するのに足りない時間は、モドリ玉を調合分フルで持ち込むコトで補った。
そうでもしなければ、演奏をし直すコトすら出来なかった時代だった。


G級補正が適応された相手には、もはや怯み前提のゴリ押しは出来なかった。
即死になるモーションには当たらない立ち回りを見つける為に、何度も村上位の個体を観察した。
50分をフル活用して、時間切れになるまで攻撃を避け続けるなんてバカな真似を繰り返した。

モンハンの師匠ともいえる人物には、まだ出会えていないので何もかもが手探りだった。

G級を相手に不足した火力は、閃光ハメと捕獲で代用した。
閃光でハメればどうにかなったレウスとティガに関しては、ネコ火事場も活用した。

達成する為には、それこそハメでもバカでも何でもやった。
そうでもしなければ、当時のソイツではクリアは到底不可能だった・・・。



そうやって、死に物狂いでようやくクリアした時間はクエスト終了まで1分を切っていた。

たかが村最終、それでも上位装備でG級個体を制したコトは、当時のソイツにとってはとてつもない達成感があった。
それ以来、その駆け出しハンターは狩猟笛を担ぎ始めるようになる。

多くの駆け出しハンターが当時は扱いやすく火力も出やすかった太刀を担いだように、ソイツも唯一モンスターハンターをクリア出来た狩猟笛を担いだ。

もっとも手に馴染むようになった笛の操作以外では、しっくり来なくなってしまっていた。
それ以来、例えどんなに相性が悪くても、構わずに笛でゴリ押した。ゴリ押せた。

他の武器の方が強いでしょ?と言われても、頑なに笛を担ぐコトだけは止めなかった。
笛でなければ、クリアが出来ないモノがあると知ってしまったから。




今の私に笛に対する愛がどんなにあったとしても、起源を辿れば強いと感じた武器を周囲の目も気にせずに、使っているだけに過ぎない。

狩猟笛という武器を担いで、どんなモンスターだって倒してきた。
けれどそれは、他の武器ではクリアが出来ない程度のPSしかないだけだ・・・。

とても褒められたコトではない。
ただ、笛厨にとっての強い武器が狩猟笛だった―――というだけだ。

そんな輩が―――結果的には強い武器にしがみ付いているだけのソイツが、何故に笛使いを、カリピストを名乗れようか?



だから、私は笛厨なんだ。



・・・。


・・・・・・。



そんなかつてのトラウマを、再び目にするコトになるとは―――正直夢にも思わなかった。

試行錯誤を繰り返して、ようやく克服した村最終クエスト「モンスターハンター」
それが再び笛厨の目の前に立ち塞がった事実に、思わず震えてしまった・・・。

笛厨にとっては、とてつもなく重い重圧が纏わりついたクエスト・・・
果たして―――今の笛厨には、これを突破するだけの技量はあるのだろうか・・・?


これに失敗したら―――ジブンは・・・。



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